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週間アウトルック

 加ドルは商品相場の動向次第。商品相場が不安定な動きを続けるなか、今後も商品相場の調整が継続するか否かに注目する必要がある。テクニカル面では0.96加ドル台に位置する日足一目均衡表・転換線や同基準線などが意識される。一方、3月後半にもみ合った水準0.98加ドル前半から半ばではいったん加ドル売り圧力が弱まる展開となりそうだ。
 ZARも上値の重い動きとなるか。南ア4月消費者物価指数は、市場予想を下回ったものの、足もとの商品価格の高騰が影響して前年比+4.2%と3月の+4.1%からわずかにインフレが加速したことを示す結果となった。また、同国経済も緩やかに回復していることで、金融政策の次なるステップは引き締め方向へ向いており、こうした利上げ期待はZARの下値をサポートしそうである。ただ商品価格の上昇が一服していることで、今後のインフレ率の上昇は緩やかとなることが予想されることには注意が必要か。また、足もとのインフレが内需主導による可能性が小さいこともあり、今後は同国の経済回復が伴うかが注目されそうである。ドルZARは、5月16日高値7.0654ZAR や3月18日高値7.1310ZARが上方向の節目として意識される。下方向では、日足一目均衡表・基準線6.8050ZARや、その下の水準で推移する21日移動平均線6.7620ZAR前後がサポートとなるか注目したい。
 ギリシャ債務再編の問題がくすぶるなか、周縁国の国債利回りの対独スプレッドは拡大している。これを受けてユーロドルが乱高下を繰り返す展開はまだ継続しそう。しかしながら、周縁国のうちスペイン・イタリアの対独スプレッドは小幅な推移。このギリシャ問題の他の欧州問題国への波及は限られている。よって市場全般への影響も徐々に限定的なものになる可能性は大きいと思われるが、欧州中央銀行(ECB)とユーロ圏財務相との間にはまだ意見の隔たりがあるようで、これらの要人発言を注視したい。  ユーロドルは不安定な動きがまだ続きそう。今週1.4048ドルの安値を付けて反発して1.43ドル台を示現した。直近の上値1.4340ドルを上抜けば、1.4940ドル→1.4048ドルのフィボナッチ38.2%戻しが1.4389ドルで、ここも超えてくると上値1.4450ドル台が視野に入る。下値は1.4040ドル前後で推移する90日移動平均線を割り込むと1.39ドル台が目標だが、市場が底打ちを試す動きに注意が必要だ。
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